☆日生連愛知サークルHPにようこそ☆




日生連愛知サークルの活動内容は以下の通りです。

【日時】月1回、土曜日・日曜日・祝日の午前中(10:00-12:00)です。

 

【会場】「岩倉市生涯学習センター」で行われることが多いです。

 

【これまで行われてきた例会のテーマ(一部)】

◎「ごんぎつね」をどう授業する? ―教材研究のしかた・何を目標にするかー

◎激動の新任1学期 ―子どもとの出会い・コロナ禍の中の学校ー

◎「現代の教育改革と教育研究」―『生活教育』2019年12月号を読むー

◎子どもの権利条約と日本の教育

◎私の問題関心―考えたいこと、学びたいこと―

◎特別に支援を要するA君との関わり

◎普通学級における困難を抱えている子との関わりの難しさ

◎あらためて、『問題児』は『問題を投げかける生徒』だ

◎生活科・総合学習の原点を考える
  ―「生活教育、生活綴り方・調べる綴り方」の歩みに学んできて―

◎学校探検隊を通して学ぶ子どもたち  等

 

★教員(ベテラン・若手を問わず)・教員志望の学生・教員OBOG・研究者・父母・市民に
 参加いただいています。

★参加を希望される方は、以下のお問い合わせフォームからご連絡いただけると確実です

 (もちろん当日参加もOKです―例会案内をご確認ください)


お問い合わせフォーム

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~日生連愛知サークルでの学び~②

例会に参加した退職教員の感想を紹介します。

【前回の7月例会の報告】

7月例会を、18日(日)に行いました。

①Kさんから、5年国語「大造じいさんとガン」を研究授業で行った様子の報告を受けました。

②そのあと、3年生の国語説明文「すがたをかえる大豆」の教材研究を行いました。

①6月例会で、国語の指導法の一つとして、一読総合法を学んだkさんは研究授業に、その方法を用いて臨みます。

手持ちの教科書を回収し、一枚ずつプリントを渡して読んでいくやり方に子どもたちは、次はどうなるのだろうと、興味を持ちます。プリントに、分からないことや思ったことを、自由に書き込んでいく過程も、気持ちを楽にさせたようです。Kさんの、若者らしく、かかんに挑戦した実践に、参加者は共感(よくやったね。僕もやってみよう)し、いくつかの感想・意見が出されました。

・やり終わった後、「反省」ということばでまとめるのはやめて、「成果と課題」ということで、次につなげるといい。

・その際、この子は、ふだんはこうだけれど、この時こうだった、というように

 典型的な例として、二,三人の子どもに焦点を当ててまとめると実践記録になる。(来年の全国集会の報告として期待<笑>)

 

②「すがたをかえる大豆」の教材研究では、鎌倉さんのていねいな資料に基づく報告の後、以下のような声が出されました。

 ・今日、説明文に関しては、文の作りに注目させる・書いてみようなどに傾斜しがち。それではなく、「科学読み物」として、内容そのものから、発見・驚き・分かった喜びを大事にしたい。

 ・その際、言葉だけでなく、具体物と触れさせること・体験を組み込む。そのことで、いっそう納得できる(大豆でいえば、以前、石うすでひいてきなこをつくるなど)。

 

―ここ数回の例会は、若い人の疑問、研究授業の準備などをテーマにして、話し合ってきました。

 

改めて、話題にすることで、退職してしまった教員も、学び直すことができ、認識を深めるいい機会になっています。


~日生連愛知サークルでの学び~①

例会に参加した学生の感想を紹介します。

 内藤さんの報告では、発音を視覚化・イメージ化して指導するというのが新鮮で面白いと思いました。日本語理解能力は、滞在年数に限らず家庭での環境によって左右されると知って、「大体は理解できるだろう」と思い込まず、まずは児童がどの程度日本語の聞き取りや表記、概念の理解ができるのか、教師が把握し、それを踏まえて適切なコミュニケーション方法を選択して、日本語指導を行なっていくことが重要なのだと分かりました。
 鬼頭先生の報告では、算数の授業において、こんなにも導入に工夫を凝らしているのかと驚きました。私自身は、分数はまず計算に慣れろと言われ、ドリルでひたすら計算方法を覚え、量分数や割合分数といった概念は、後付けで理解していった記憶があります。導入でテープや
1L枡を用いて、分数がどういったものなのか、なぜ使われているのかなどを理解した上で、学習を進めていくことで、児童が実感を伴って学んでいくため、「分数はただのつまらない計算」という認識を脱却できると思いました。また、小学校3年生で、分数の計算ができるだけでなく、きちんと分数の概念を理解することまで出来ていれば、小学校高学年で学ぶ「割合」の学習もスムーズになると考えました。
 今回、様々な教育実践や先生方の考えを知ることができ、大変勉強になりました。また、私の稚拙な発言もしっかりと聞いていただいている実感があって、とても楽しかったです。